2010年06月08日
猫
加藤です。
先日、西尾さんが子猫の話をしていましたが、私は猫が大好きで、子供の頃はよく捨て猫を拾っては親に怒られていました。
ですが、私の両親も実は猫好きで、結婚当初から猫を飼っていました。家出したり亡くなってしまうとまた姉や私が拾ってきて飼う・・・の繰り返しで、結婚して実家を出るまでは必ず2~3匹の猫がいました。
歴代の猫の中で忘れられない猫が1匹います。
土曜日か日曜日だったと思いますが、夜の7時少し前頃に姉が1匹の黒猫を拾ってきました。
その猫は車に跳ねられたらしく、あごが外れて口がポカ~ンとあいていて、後足の片足をひきずり、
前足の右手は手首から先が無くなって骨が見えていました。
家族全員、助からないだろうと思いましたが、それでも必死に鳴く猫をそのままにしておくこともできず、病院へ無理をお願いして診察してもらいました。
素人の私達は「安楽死」を宣告されるかと思いきや、なんと先生、前足の傷口に赤チンを塗り、あいた口は牙が邪魔してズレてるだけだからとカコッと元にもどして診察終了~でした。
暫くの間、かさぶたを取っては赤チンを塗れば治るからと言われ、家に連れて帰ってからは毎日私がかさぶたをペリペリとはがし、赤チンをヌリヌリしていました。
先生によると、事故にあったのは2~3日前だろうとの事でした。
その間、食事も取れず、ズレた口で必死に傷口をナメて痛みをじっとこらえていたのかと思うと、なんとしてでも助けなくては!!と必死に赤チンを塗っていました。
腰を痛めていて足をひきずっているにもかかわらず人の後を追ってくるので、当初は段ボールにタオルをひいてその中に入れていました。でも、足をひきずっているので排便が垂れ流しとなってしまい、毎日ウ〇コまみれ。その度にシャワーで洗ってあげていましたが、猫は水が苦手なので「ヤメテーーー!!(猫語)」と泣き叫ぶのを「ゴメン、ゴメンっ」と謝りながら洗っていました。
事故から2~3日の間食べていなかったせいで胃が弱っているから固形ではなく柔らかい物を少しずつ与えるよう先生から言われていましたが、食べようとしてもアゴが上手く動かないようでポロポロとこぼしてしまうので、少しずつ口の奥に押し込んで飲ませるようにして食事をさせていました。
猫からしてみれば事故にはあうし、かさぶたは取る、シャワーには入れる、ご飯は押し込むしで散々な目にあっているので人間不信になってもおかしくはないと思いますが、その猫はとっても性格のいい猫で、ものすっごく人なつっこい猫でした。
食事も普通に取れるようになり、体力も回復し、ひきずっていた足もいつの間にか元に戻り、手首が無い以外はすっかり普通の猫になり、家族中でよかった~♪と安堵しました。
人間には絶対に聞こえないのに、車の音や足音が聞こえるらしく、私や姉が帰ってくる1分ほど前になると玄関で待っていてくれました。猫が玄関に行くのを見て、母親は「帰ってくるな」とわかったそうです。
私や姉が帰ると待ってました!とばかりにゴロゴロと喉を鳴らし、足元にすりよってきました。
とにかく人が好きな猫だったので、誰がきてもゴロゴロと甘えましたし、噛んだり引っかいたりすることは1度もありませんでした。その後にまた子猫を拾ったのですが、ナワバリ意識も無く、子猫にいいオモチャにされても怒らないホントにいい猫でした。
その後、病気で10年もたずに死んでしまいましたが、今まで飼った猫の中で一番印象に残っています。
事故にあった時どんなに痛かっただろう、一人道端でうずくまっていた時はどんなに心細かっただろう、姉に拾われた時は嬉しいと思ってくれただろうか、10年生きられなかったけれど幸せだっただろうか、天国で元気にしているだろうか・・・。
亡くなってから17年経ちますが今でもこんな事を考える時があります。
犬や猫が保健所で殺処分されていますが、人間の身勝手からおきている事ですよね。
弱い者をいたわる、優しくて温かい心を育むにはどうしたらいいのでしょうか・・・。
いつか保健所が要らなくなる世界になって欲しいものです。
先日、西尾さんが子猫の話をしていましたが、私は猫が大好きで、子供の頃はよく捨て猫を拾っては親に怒られていました。
ですが、私の両親も実は猫好きで、結婚当初から猫を飼っていました。家出したり亡くなってしまうとまた姉や私が拾ってきて飼う・・・の繰り返しで、結婚して実家を出るまでは必ず2~3匹の猫がいました。
歴代の猫の中で忘れられない猫が1匹います。
土曜日か日曜日だったと思いますが、夜の7時少し前頃に姉が1匹の黒猫を拾ってきました。
その猫は車に跳ねられたらしく、あごが外れて口がポカ~ンとあいていて、後足の片足をひきずり、
前足の右手は手首から先が無くなって骨が見えていました。
家族全員、助からないだろうと思いましたが、それでも必死に鳴く猫をそのままにしておくこともできず、病院へ無理をお願いして診察してもらいました。
素人の私達は「安楽死」を宣告されるかと思いきや、なんと先生、前足の傷口に赤チンを塗り、あいた口は牙が邪魔してズレてるだけだからとカコッと元にもどして診察終了~でした。
暫くの間、かさぶたを取っては赤チンを塗れば治るからと言われ、家に連れて帰ってからは毎日私がかさぶたをペリペリとはがし、赤チンをヌリヌリしていました。
先生によると、事故にあったのは2~3日前だろうとの事でした。
その間、食事も取れず、ズレた口で必死に傷口をナメて痛みをじっとこらえていたのかと思うと、なんとしてでも助けなくては!!と必死に赤チンを塗っていました。
腰を痛めていて足をひきずっているにもかかわらず人の後を追ってくるので、当初は段ボールにタオルをひいてその中に入れていました。でも、足をひきずっているので排便が垂れ流しとなってしまい、毎日ウ〇コまみれ。その度にシャワーで洗ってあげていましたが、猫は水が苦手なので「ヤメテーーー!!(猫語)」と泣き叫ぶのを「ゴメン、ゴメンっ」と謝りながら洗っていました。
事故から2~3日の間食べていなかったせいで胃が弱っているから固形ではなく柔らかい物を少しずつ与えるよう先生から言われていましたが、食べようとしてもアゴが上手く動かないようでポロポロとこぼしてしまうので、少しずつ口の奥に押し込んで飲ませるようにして食事をさせていました。
猫からしてみれば事故にはあうし、かさぶたは取る、シャワーには入れる、ご飯は押し込むしで散々な目にあっているので人間不信になってもおかしくはないと思いますが、その猫はとっても性格のいい猫で、ものすっごく人なつっこい猫でした。
食事も普通に取れるようになり、体力も回復し、ひきずっていた足もいつの間にか元に戻り、手首が無い以外はすっかり普通の猫になり、家族中でよかった~♪と安堵しました。
人間には絶対に聞こえないのに、車の音や足音が聞こえるらしく、私や姉が帰ってくる1分ほど前になると玄関で待っていてくれました。猫が玄関に行くのを見て、母親は「帰ってくるな」とわかったそうです。
私や姉が帰ると待ってました!とばかりにゴロゴロと喉を鳴らし、足元にすりよってきました。
とにかく人が好きな猫だったので、誰がきてもゴロゴロと甘えましたし、噛んだり引っかいたりすることは1度もありませんでした。その後にまた子猫を拾ったのですが、ナワバリ意識も無く、子猫にいいオモチャにされても怒らないホントにいい猫でした。
その後、病気で10年もたずに死んでしまいましたが、今まで飼った猫の中で一番印象に残っています。
事故にあった時どんなに痛かっただろう、一人道端でうずくまっていた時はどんなに心細かっただろう、姉に拾われた時は嬉しいと思ってくれただろうか、10年生きられなかったけれど幸せだっただろうか、天国で元気にしているだろうか・・・。
亡くなってから17年経ちますが今でもこんな事を考える時があります。
犬や猫が保健所で殺処分されていますが、人間の身勝手からおきている事ですよね。
弱い者をいたわる、優しくて温かい心を育むにはどうしたらいいのでしょうか・・・。
いつか保健所が要らなくなる世界になって欲しいものです。
Posted by aiai_mc at 14:10
│加藤