2009年03月16日
女性が働くということ
小早川です。
弊社の宍倉が今日書いたブログをみて胸が熱くなりました。
私は、母子家庭ではないですが、次男が1歳過ぎから正社員としてフルタイム
で働いていたので、育児をしながら仕事をする大変さがよくわかります。
当時、働いていた社労士事務所では、日中は外回りの仕事がメインで
夕方帰ってから事務仕事、仕事が終わるのは8時過ぎという毎日でした。
保育園のお迎えや家事など、夫の協力のお陰でなんとか乗り切ってきました。
同じ正社員として働く以上、子供がいるからといって、
自分だけ「出来ません」とは言えませんでした。
仕事だから甘えは許されないと思っていました。
そんな意地もあって、
週1回、朝7時30分から始まる「早朝勉強会」にも、朝6時前に自宅を出て
実家に子供を預けて、毎回出席していました。
私の意地のせいで、子供や夫には随分迷惑を掛けてきたなと思います。
以前、「情熱大陸」で女性の品格がベストセラーになった坂東眞理子さんが
おっしゃっていましたが、
「女性が男性並みに働こうとすると一番弱い者が犠牲になる。」
一番弱い者とは、子供のことです。
子供を優先すれば、仕事に支障をきたすし、
仕事を優先すれば、子供が犠牲になる。
私もずっと感じてきたジレンマです。
先日、あるお客様からご相談をいただきました。
「女性社員が育児休業を取得したいと言っているが、本人は復帰する気持ち
なんて全くない。身重では出来る仕事も限られている。
あんな悪法を誰がつくったんだ!」
確かに中小企業は、限られた人数で業務をまわしています。
妊娠中の女性は、業務の効率からいってもよくないでしょうし、
配属できる部署も限られてきます。
経営者の方のお気持ちもよくわかります。
私が一番残念に思ったのは、その育児休業を取得する女性社員の発言です。
「復帰する気は毛頭ないけど、復帰するから育児休業とりたいっていえば、
出産前に退職するよりも国から受けられるお金が全く違う。
会社なんてちょろいもんだよ」
というようなことをおっしゃたそうです。
確かに現行の法律では、育児休業を取得した後、復帰できなくても、
その間に受給した育児休業給付金等は返還する必要がありません。
出産前に退職するより、ざっと100万円以上多く国から受給できます。
もらい得なのです。
妊娠・出産後どうしたら、お金がたくさんもらえるのかと指南している
インターネットのサイトもたくさんあるようです。
もし、この女性が本当に復帰する気持ちもないのに、制度を上手く利用して、
なんとか自分のメリットになることだけ享受しようとしていたら、
同じ女性として情けない気持ちがします。
出産や育児を経ても、働きつづけたい。自分のキャリアを継続したい。
本来はそんな女性達が利用すべき制度だからです。
(男性も育児休業は取得できますが・・・)
会社に嘘をついてまで、制度を利用して自分の目先の利益を得ようとする女性が
増えることで、中小企業などでは、なるべく育児休業を取得させないよう合法的に
画策するでしょう。
これは企業防衛上、当然のことだと思います。
ただし、その時、一番被害を受けるのは、同じ女性です。
本当に働き続けたいと願う女性の可能性も奪われてしまうからです。
女性が働く上では、育児というハンディキャップは逃れられないものです。
企業でも、そいった女性に対してもう少し理解を示すことで、
女性の活躍の場も増えると思いますし、
何より、女性自身も法律の保護などに甘えず、
今の自分の環境で出来る範囲で仕事にベストを尽くしていただきたいと
思います。
ちょっと、熱が入りすぎて書きすぎました。
弊社の宍倉が今日書いたブログをみて胸が熱くなりました。
私は、母子家庭ではないですが、次男が1歳過ぎから正社員としてフルタイム
で働いていたので、育児をしながら仕事をする大変さがよくわかります。
当時、働いていた社労士事務所では、日中は外回りの仕事がメインで
夕方帰ってから事務仕事、仕事が終わるのは8時過ぎという毎日でした。
保育園のお迎えや家事など、夫の協力のお陰でなんとか乗り切ってきました。
同じ正社員として働く以上、子供がいるからといって、
自分だけ「出来ません」とは言えませんでした。
仕事だから甘えは許されないと思っていました。
そんな意地もあって、
週1回、朝7時30分から始まる「早朝勉強会」にも、朝6時前に自宅を出て
実家に子供を預けて、毎回出席していました。
私の意地のせいで、子供や夫には随分迷惑を掛けてきたなと思います。
以前、「情熱大陸」で女性の品格がベストセラーになった坂東眞理子さんが
おっしゃっていましたが、
「女性が男性並みに働こうとすると一番弱い者が犠牲になる。」
一番弱い者とは、子供のことです。
子供を優先すれば、仕事に支障をきたすし、
仕事を優先すれば、子供が犠牲になる。
私もずっと感じてきたジレンマです。
先日、あるお客様からご相談をいただきました。
「女性社員が育児休業を取得したいと言っているが、本人は復帰する気持ち
なんて全くない。身重では出来る仕事も限られている。
あんな悪法を誰がつくったんだ!」
確かに中小企業は、限られた人数で業務をまわしています。
妊娠中の女性は、業務の効率からいってもよくないでしょうし、
配属できる部署も限られてきます。
経営者の方のお気持ちもよくわかります。
私が一番残念に思ったのは、その育児休業を取得する女性社員の発言です。
「復帰する気は毛頭ないけど、復帰するから育児休業とりたいっていえば、
出産前に退職するよりも国から受けられるお金が全く違う。
会社なんてちょろいもんだよ」
というようなことをおっしゃたそうです。
確かに現行の法律では、育児休業を取得した後、復帰できなくても、
その間に受給した育児休業給付金等は返還する必要がありません。
出産前に退職するより、ざっと100万円以上多く国から受給できます。
もらい得なのです。
妊娠・出産後どうしたら、お金がたくさんもらえるのかと指南している
インターネットのサイトもたくさんあるようです。
もし、この女性が本当に復帰する気持ちもないのに、制度を上手く利用して、
なんとか自分のメリットになることだけ享受しようとしていたら、
同じ女性として情けない気持ちがします。
出産や育児を経ても、働きつづけたい。自分のキャリアを継続したい。
本来はそんな女性達が利用すべき制度だからです。
(男性も育児休業は取得できますが・・・)
会社に嘘をついてまで、制度を利用して自分の目先の利益を得ようとする女性が
増えることで、中小企業などでは、なるべく育児休業を取得させないよう合法的に
画策するでしょう。
これは企業防衛上、当然のことだと思います。
ただし、その時、一番被害を受けるのは、同じ女性です。
本当に働き続けたいと願う女性の可能性も奪われてしまうからです。
女性が働く上では、育児というハンディキャップは逃れられないものです。
企業でも、そいった女性に対してもう少し理解を示すことで、
女性の活躍の場も増えると思いますし、
何より、女性自身も法律の保護などに甘えず、
今の自分の環境で出来る範囲で仕事にベストを尽くしていただきたいと
思います。
ちょっと、熱が入りすぎて書きすぎました。
Posted by aiai_mc at 20:38
│小早川 すみゑ