増加する労働基準監督署への申告
小早川です。
今日は、あるお客様に同行し労働基準監督署へ行ってきました。
その会社の社員の方から不払い残業の申告があり、
労基署より呼び出しを受けたからです。
世の中が不況のせいもあるかもしれませんが、
この手の案件は最近本当に多いです。
今回は、退職した社員が過去の不払い残業について申告したものです。
ノートに毎日の出勤時刻、退社時刻を克明にメモしていたようで、
そのメモを基に具体的にいくらの不払いがあるということを計算
した上での申告でした。
もしや、かなり前から計画的に動いていたのではないか
と疑ってしまう程、用意周到な方法をとっていました。
司法書士の方も同行しての申告だったようです。
これは想像の域でしかないのですが、
弁護士さんや司法書士さんは、
サラ金のグレーゾーンの取立てが一服し、不払い残業が次のマーケット
だということです。
会社としても、いろいろな言い分があると思いますが、
労働基準法等の法律に則って判断されると、
会社側が不利なのは否めません。
全く出費なしでは解決しないと思います。
最近、労使トラブルの相談続きで、
「つくづく恐ろしい時代だな」と感じ入っています。
やはり、会社は自己防衛するしか手立てはないので、
いかにそのお手伝いをするかということが
私共の仕事だなと気持ちが引き締まりました。
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