メンタルヘルス講習
小早川です。
今日は、社会保険労務士会の安全衛生部会の勉強会に参加しました。
「うつ病等の精神疾患患者への健康管理と労務管理のポイント」
というテーマで約4時間程の研修でした。
第1部では、ヤマハ株式会社の産業医の倉田先生が、
具体的な事例を挙げながら、現場での管理職や同僚の対応のポイント
についてわかりやすく説明をしてくださいました。
また第2部では、社会保険労務士の村松先生が、
うつ病等の休職者に対する労務管理のポイントを解説してくださいました。
最近、弊社顧問先企業でもうつ病等のメンタルヘルス疾患の従業員の
方が急増しています。
第1部の倉田先生がしきりにおっしゃっていたのが、
疾病性よりも事例性を重視するということです。
具体的には、
うつ病のような症状の従業員がいた場合、
メンタルヘルス疾患ではないだろうか?うつ病か?
と職場で騒ぐ傾向がありますが、その判断は専門家に任せる。
職場では、勤務状況が悪い、仕事がいい加減、周囲とのトラブルが
多いなどの、業務上の問題である客観的事実に目を向ける。
ことが大事であるということだそうです。
メンタルヘルス疾患は、いろいろな意味で難しい問題ですが、
会社として出来ること、出来ないことをはっきりすることも
重要なことだと思いました。
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