労使トラブル
小早川です。
最近、労使間のトラブルのトラブルのご相談をいただくことが
非常に多いです。
不況で会社の経営環境が厳しいということも前提条件として
あるのかもしれませんが、一概に業績が厳しいから雇用調整し、
その結果トラブルになっているということばかりでも
ないようです。
比較的業績がよい企業であっても、トラブルに発展するケースは
多いです。
特に退職時にまつわるトラブルがよくご相談をいただきます。
会社を辞めるつもりだが、いざ職探しをしてみたら、
不況の影響でなかなか転職先が見つからない。
それならば、会社から取れるだけ取っておこう。
そんなケースも多いのかもしれません。
いずれにしても、退職や解雇についての紛争の場合、
会社側は非常に不利な状況にあるということだけは言えると思います。
ひとたび紛争が勃発すると、会社側は金銭的にも時間的にも労力も
大きな負担を強いられることは必須です。
原因は一律ではないので、何ともいえませんが、
どちらか又はお互いの人間としての倫理観、道徳観が欠如することで
このようなトラブルが起きるのではないでしょうか?
労使トラブルの防止には、日頃の労使間のコミュニケーションや、
きんとした労務管理などリスク管理が大事というのが定石ですが、
それを守っていれば絶対に労使紛争は起こらないというものでも
ないというのが難しいところです。
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