小早川です。
今朝の日経の記事に、子供を持つ親としては興味深い内容がありました。
保護者の年収が高い世帯ほど子どもの学力が高い――。
文部科学省の専門家会議は4日、2008年度の全国学力テストを受けた
公立小学校の6年生について調査結果を報告した。年収1200万円以上の
家庭で国語、算数の正答率が平均より8ポイント以上高い一方、200万円未満は
平均より10ポイント以上低かった。全国学力テストの結果と年収の関係を裏付ける
文科省のデータ公表は初めて。 … (H21.7.5 日経新聞記事抜粋)
学力もお金で買える時代なのかもしれません。
中学2年生の長男は、公立中学入学と同時に自ら希望して塾に通い出しましたが、
塾に通ってなければ、テストの点はかなり悪いだろうと言っていました。
彼曰く、学校の授業だけでは、よい点が取れないのだそうです。
今や塾や通信教育、家庭教師等など学校の授業だけでなく、
プラスの補完教育するのが当然のようになっています。
ある程度経済的に余裕があり、教育熱心な家庭では、
小学校受験をして、私立の名門校へ通うわせることがセオリーなのかもしれません。
一方で、弊社の顧問先で今年、中卒の新入社員を採用した企業があります。
その新入社員の学校から成績表(?)を見て愕然としました。
5教科はオール1に近い成績です。
社長様からお話を伺うと、そういう子供達は家庭環境に問題があるとか・・・。
子供の学力という側面から、格差社会を垣間見た気がします。
公立の学校の勉強だけでは、よい成績がとれないし受験も難しいという状況
にある公立学校の教育のあり方を根本から見直して欲しいですし、
奨学金制度などを充実させ、親の経済状況に係らず子供達が等しく教育を
受けられる環境を整えていただきたいなと思います。
とりあえず、私は頑張って働いて、子供の教育資金を稼がないと・・・。
子供に家が貧乏だから、自分は成績が悪いんだと言われそうなので・・・。